2012/12/19

Cadbury's First Easter Egg Made in 1875 - Cadbuary #7

(第1話 Birmingham in 1824
(第2話 Crooked Lane in 1831
(第3話 The Range Expands by 1842
(第4話 Moved To Bridge Street in 1847
(第5話 John's Sons Take Charge in 1861
(第6話 Innovative Technique Introduced in 1866


(イースターエッグ発売開始当初の値段表)

復活祭もしくは春の訪れを祝うためのイースターエッグ。「豊穣」や「新しい命」のシンボルです。

キャドバリーのイースターエッグが誕生したのは1875年のこと。
このイースターエッグの誕生には前回の新技術の導入が大きく関わっています。カカオからココアバター分を取り出すプレス機の導入で大量のカカオバターを生産できるようになりました。この良質なカカオバターこそ、鋳型でかたどったチョコレートを生産するための鍵でした。




初期のイースターエッグは、ダークチョコレート製で表面はつるっとシンプルなもの。
中には、ドラジェと呼ばれる砂糖でコーティングしたアーモンドの粒入りチョコレートドロップが詰められていました。その後次第に、卵の表面にチョコレートのパイピングやマジパンの花で華やかにデコレーションされるようになります。1893年には19種類のイースターエッグがキャドバリーの商品リストにあるほどです。
デコレーションされたイースターエッグの開発には兄リチャードのアーティスティックな才能がデザイン面にうまく活かされました。

1875年は、昨年度フットボールリーグ・チャンピオンシップ2位のバーミンガム・シティFCが、Cadbury のお膝元で発足した年でもありました。